『My wife is saiyan girl.』
[ まあ これも、拙サイトのトラパンのパターンなのですが…
強引なトランクス、やられっぱなしのようでホントは強いパン、
というのが好みなんです。]
夜、自宅、 夫婦の寝室。
家族用の物とは別に、この部屋にも小さなバスルームが設えられている。
朝は もちろんのこと、
汗をかいて ちょっとシャワーを浴びたい時なんかに ずいぶん重宝している。
そのバスルームから、パンの悲鳴が聞こえてきた。
『どうした!?』
ベッドから飛び起きて、急いでドアを開けた おれの目に飛び込んできたのは なんと!
『どうしよう… 尻尾が生えてきちゃった…。』
驚いた。
パンの、まるで果物みたいに うまそうなヒップの尾てい骨の辺りから、
ふさふさとした茶色い毛の尻尾が生えていたのだ。
『ここ何日か、ムズムズするな、とは思ってたの。
でも いきなりよ。 シャワーを浴びてたら突然… キャッ!!』
『あっ、ごめん ごめん。』
ごく軽く 握ったつもりだった。
それでもパンは まるで、電気ショックでも喰らったような反応を示した。
『もう! むやみに触らないで!
…どうしよう、明日は日曜で病院は お休みよね。
ねえ、お医者様の知り合いはいないの? パパに聞いてみようかしら。』
『え? 切っちゃうのかい?』
『あたりまえでしょ! 子供の頃なら ともかく、今は人目だって… ああっ!』
背後から肩を抱き寄せて、根元近くの部分を、力を込めて握り締めた。
『やだっ、離して… 』
身をよじり、逃れようとするけれど そうはいかない。
それに、思うように 体に力が入らないようだ。
『すごいもんなんだなあ。 頑健なサイヤ人の、唯一の弱点ってとこか。
やっぱり、赤ん坊のうちに切っておくのが正解だな。』
ひとりごちながらも おれは、毛並みに逆らうようにして パンの尻尾を撫で続けた。
『… はっ、 … あっ 』
あえぐことすら、ままならないらしい。
はあはあと、浅い呼吸を繰り返している。
頬は真っ赤で、白い肌は しっとりと汗ばんでいる。
もう やめよう、かわいそうだ。
なのに、頭では そう思っているのに、おれの手は止まらなかった。
そう、尻尾の生えたパンの裸に、おれはどうしようもなく欲情していた。
これも、体の中に半分流れる サイヤ人の血のせいなんだろうか。
抱え上げて、ベッドに運ぶ。
仰向けにして のしかかり、唇を貪る。
やわらかな胸を揉みしだき、その先端を口に含む。
唇と同じ色をしているくせに、そこは とても硬い…。
鋭くした舌先で、転がしてやる。
するとパンは より一層、切なげに悶え始めた。
今も、尻尾は握ったままだ。
けど この先は さすがに、片手が塞がっていては厳しい。
『… そうだ。』
思い立った おれは一旦 愛撫を中止し、パンをうつ伏せに寝かせた。
『何する気よ、 … ああんっ!!』
『ごめん! ちょっとだけ、この一回きりでいいからさ。』
いやがるパンの、両手首を掴む。
『明日は朝一番で、医者の所に連れて行く。 必ずだ、約束するよ。』
『バカ、バカっ、許さないから…!』
『ごめん、ほんとに今夜だけだよ。 明日から おれ、パンの言うことは何でも聞くよ…。』
そんな言い合いをしながら、おれがパンに やったこと。
それは、尻尾を使って両手首を縛り、拘束することだった。
『んんっ、 んーーっ!!』
解こうとして無理に動けば、さらなる刺激になってしまう。
再び仰向けにしたパンの、両膝を掴んで広げる。
『わっ、すごいことになってるな。』
思わず、声に出してしまった。
ところで…
初めて目にした時は そりゃあ びっくりしたんだけど、
パンは、いわゆる ・・・・だ。
本人も気にしてるみたいだから、言わないようにしてるけど。
一見 小さな女の子みたいなのに、しっかりと、大人の反応を示す体…
ごくり、と喉が鳴った。
『ちょっと溢れすぎだな。 おれが、きれいにしてあげるからね。』
『ひっ、 あっ、 いやあーーーっ!!』
びくびくと、魚のように跳ねる腰を押さえ込んで、舌を這わせる。
唇で、音をたてて吸う。
『ダメだ、きりがないや。 これは もう あきらめて… パン?』
気が、刺々しくなった。
それから間もなく、破裂音が耳に届き、パンは自由を取り戻した。
それは つまり、『尻尾! 自分でちぎったのか!? だ、大丈夫かい?』
確かめようとしたけれど、叶わなかった。
ベッドの上で仰向けのまま、パンは おれに向かって手を伸ばし、
尻尾、ではない 体の中心にあるものを掴んだ。
『パン… あっ、』
握ったままで、手首を上下に、小刻みに動かす。
わずか数秒ほどののち、ぬるい液体が ほとばしり出た。
『あー、出ちゃったな。 パンの中に出したかったのに… パン?』
パンは言葉を発さなかった。
けれど、その濡れたように黒い瞳が、挑むように おれを見つめていた。
「…っていう夢をみたんだよ。 で、どうにも辛抱できなくなって、一旦帰って来たってわけ。」
夫婦の寝室、ベッドの上。
腕の中に収まるパンは、心底 呆れたような声を出した。
「もう、信じられない。 なんてエッチなの…。」
「そう言うなよ。 パンのことが恋しくて仕方なかったんだ。」
言い訳を口にしながら、おれはせわしなく指を動かす。
もちろん尻尾にではなくて、普段のパンが最も悦ぶ個所を、愛撫している。
かわいいパンが、あえぎながら答える。
「ほんの何日かの出張なのに… 明後日には、帰ってくるんでしょ… あっ、」
「いや、明日で切り上げることにするよ。 遅くなっても、必ず帰る。」
だから寝ちゃダメだよ。 待ってて…。
囁きながら おれは、組み敷いたパンに 一気に入り込んだ。
「あー、やっぱり いいな。」
激しくて強引な、まるでレイプみたいなセックスより、穏やかに優しく結ばれる方がいい。
口には出さなかったけれど、パンには わかったらしい。
「バカ…。」
小声でつぶやいて、両手を伸ばしてくる。
指先で、尾てい骨の辺りを なぞり始める。
「ねえ、何だか、 あっ、」
「ん? なんだい…?」
「ざらついてる、みたいよ。 いつもより… んっ、」
「まさか…。」
けど そういえば、少しムズムズしている気がする。
生えてくる、前兆じゃないよな?
「楽しみね、尻尾。 ちゃんと見せて。 自分で切ったりしちゃダメよ!」
事の後、 おれにそう言った パンの顔。
それは、夢に出てきた あの表情と、まったく同じだった。