『言葉』
[ 『KIMAGURE』のARINA様より、
当サイトの2万ヒットの前倒しのお祝いをいただいてしまいました!!
悟天×ブラの初めて物語です!!!大・大・大興奮ですよ!!
ARINA様によるイラストもupしております。]
『待って・・・』
塞がれた唇では伝えられない。
心の準備が・・・
動揺しているブラを余所に悟天はシャツの裾から手を侵入させた。
「本当に駄目ならやめるけど?」
悟天はまっすぐにブラを見つめた、
一時の欲望で・・・
無くしたくはない・・・。
我慢も苦手だけど、せっかく・・・気持ちが通じ合ったばかりのブラを離す方が怖い。
「駄目・・・とかじゃないんだけど・・・」
ブラが戸惑いがちにそう言うと悟天は
「優しくするから。」
と言ってブラをベッドへと押し倒した。
何度も何度も小さなキスが送られる。
今まで、自分をごまかしていた・・・その距離を埋めるように・・・。
額・・・
頬・・・
耳・・・
もちろん唇にも・・・。
首に唇を押し当てるとブラの身体が跳ねる。
ブラが呟いた。
強がりを取り去ってしまえた今・・・ブラは素直に言った。
「悟天くん・・・」
「ん?やっぱり怖い?」
悟天は身体を起こそうとする。 ブラは首を振った。
「違うの・・・その・・・もうばれてるってわかってるんだけど・・・初めてなの・・・。ごめんなさい。」
ブラはやっとの思いでその言葉を発した。
女として見て欲しいが為に吐いた嘘・・・ちゃんと自分の口で謝っておきたかった。
「うん。」
ブラの言葉に悟天は笑顔を見せた。
そして透き通るような青い髪をそっと撫でて言った。
「本当に後悔しないでよ?」
悟天は冗談交じりにそう言ってブラの服を剥がしていく。
自分も下着だけになると、もう一度ブラを抱き締めてから、ブラの胸に手を伸ばした。
既に立ち上がった小さな頂を摘み上げる。
ブラはギュッと瞳を閉じた。
頬を染めて顔を逸らした。
恥ずかしい・・・。
昨日と同じ事なのに・・・。
違うのは・・・彼の瞳に含まれた優しさ・・・。
「ブラちゃん・・・可愛い・・・」
柔らかな胸・・・
きめ細やかな肌・・・
同じ人間の肌だと言うのに・・・どうしてこうも自分と違うのか・・・。
悟天はブラの唇に舌を差し込んだ。
口内が熱い。
ブラの小さく薄い舌を吸うと、ブラは息を乱れさせた。
悟天の手はそっとブラの脇腹を這い、そのまま下着を脱がせてナカへと侵入する。
柔らかい恥丘をスーッと通り過ぎると、花へと近付いていく。
「ブラちゃん・・・濡れてる・・・」
花弁から溢れている蜜の感触に、悟天の自身が昂る。
「そんなこと・・・言っちゃやだぁ。」
真っ赤になった顔を両手で覆う。
「だめだって言っただろ、ブラちゃんの顔見てたいんだから。」
悟天はブラの手を開いた片手で払いのける。
「でも恥ずかしい・・・」
ブラは瞳いっぱいに涙を浮かべていた。
身体の芯が・・・昨日の快感を覚えている。
次の展開を期待している自分・・・
それに反して・・・多少の恐怖が現れる。
「触って欲しいんでしょ?声・・・聞かせて・・・」
その言葉と同時に悟天は指を差し込んだ。
「あぁ・・・」
腰から上がって来る小さな圧迫感でブラは嬌声を上げた。
その声に納得したように、悟天は口の端を持ち上げると差し込んだ指を動かし始めた。
『キツイ・・・な。』
昨日とは違い、奥まで指を差し込んだ。
ブラのナカは、溢れる程の潤いを帯びているにも関わらず悟天の指を締め付けた。
ほぐしてからでないと痛いかもしれない。
悟天は指を抜くとブラの足首を大きく持ち上げた。
「悟天くん?!」
突然のその体制に驚いたブラ。
悟天は何も言わずニコッと微笑むとブラの花弁に口付けた。
「ひゃ?!」
突然の感覚に間抜けな声が飛び出してしまう。
「恥ずかしいよ・・・。」
自分でも・・・直視などしたことのない場所に悟天が・・・。
ブラは恥ずかしさから逃げようと腰を移動させる。
「逃げちゃだめだってば。」
悟天はそんなブラの腰を抱え込んで、ブラのナカへと舌を差し込んだ。
荒い吐息が・・・
熱い舌が・・・
ブラの快感を急かす。
「悟天くん・・・駄目・・・」
乱れた吐息の合間に聞こえるか細いブラの声は悟天の自身を硬くする。
悟天はわざとブラの耳に届くように音を立てた。
芽を摘み上げると、ブラは一際大きな声をあげ、身体を仰け反らせた。
小さく痙攣する花弁がブラが果てた事を証明していた。
悟天は満足そうに身体を起こす。
「気持ち良かった?」
放心状態のブラに笑いかけるとブラは朦朧とした瞳で、コクリと頷いた。
「・・・大丈夫・・・?」
悟天はブラの隣に横になるとブラの頭を撫でた。
頷くブラ。
思考回路に靄がかかってしまった様で、上手く話せない。
ブラは悟天の身体に弱弱しく抱きついた。
「キツイならやめようか?」
本当はもう欲しくて仕方ない・・・。
ギリギリの理性で自分は大人だと言い聞かせた。
しかし、悟天の優しい提案にブラは首を横に振った。
「・・・悟天くんとしたいの・・・」
小さな声で言った。
「ブラちゃん・・・」
もう我慢は出来なかった。
悟天はブラの脚を割って、そこへ自分の身体を滑り込ませると、下着から自身を取り出した。
恥ずかしくて凝視は出来ないものの目に飛び込んでくる、反るように立ち上がった悟天の自身。
『あんなの・・・ブラ、壊れない?』
思ったけれど口には出せなかった。
「そんなに見るもんじゃないの。」
ブラの視線に悟天は恥ずかしそうに微笑んだ。
そして潤んだブラの花にソレを押し当てる。
「痛かったら言ってね?」
ブラは頷いた。
心臓が飛び出しそう。
『悟天くんが・・・』
緊張と恥ずかしさでブラは身体を硬くした。
「・・・挿れるよ。」
悟天は片手で自身を導きぐっと押し込んだ。
ブラは唇を噛みしめた。
こんなに痛いモノなんだろうか。
覆い被さった悟天の首に手を回し、ギュッとしがみ付いて涙を流す。
「くっ・・・」
悟天もキツイ締め付けに悟天の顔が歪む。
フゥッと息を吐いてブラを見る。
痛いんだ・・・やっぱり・・・。
まだ半分も入っていないのに、そんな顔をされると・・・。
「やめよっか?」
悟天の言葉にブラは首を横に振る。
痛みも確かにある。
正直、身体はそれしかない。
しかし・・・気持ちは・・・
「いいの・・・続けて・・・」
瞑っていた瞳を開く。
涙がまた流れる。
泣いたら彼が動けなくなるだろうと思っているのに・・・。
「ホントにいいの?」
悟天は遠慮がちにゆっくり腰を進めた。
ブラは息を大きく吐きながら肩を震わせた。
キツイながらも何とか根元まで埋め込む。
「・・・入ったよ・・・全部。」
悟天はブラの額にキスをした。
ブラはゆっくりと肩の力を抜く。
まだ痛みはある。
「痛いんでしょ?無理しないで。」
そんな悟天の言葉が、どうしてもまだ子供扱いに思えて・・・
「いいの・・・悟天くん・・・好き・・・」
そう言って悟天の首筋に顔を埋めた。
悟天はブラの耳元に自分の唇を近付けた。
「僕も・・ブラちゃん好きだよ。」
初めて言われた・・・
ずっと欲しかった言葉・・・
ブラの瞳からは痛みとは別の涙が流れた・・・。
悟天はゆっくり・・・ゆっくりとブラの表情に目をやりながら、身体を動かし始めた・・・
「さすがに・・・帰んないとなぁ・・・」
悟天は時計に目をやった。
学校にいたら下校になる時間。
昨日も帰ってないからなぁと呟きながら身体を起こす。
「昨日、帰らなかったの?」
驚くブラの額に唇を押し当てると悟天は立ちあがって身支度を始めた。
「いろいろ考えちゃってね。」
ニコッと微笑み、もう一度ベッドでけだるそうにしているブラにキスをすると悟天は扉から出て行こうとした。
「悟天くん!」
ブラはシーツを身体に巻き付け、身体を起こし、呼び止めた。
振り返る悟天。
「今晩・・・電話してもいい?」
不安そうに悟天の顔を見つめる。
「うん。待ってるよ。」
悟天は、笑顔で答えると小さく手を振った。
ブラも名残惜しそうに手を振った。
廊下に出てブラの部屋の扉を閉める。
「悟天くん?」
声を掛けられて飛び上がる程驚いた。
「ブ、ブルマさん?!」
よかった・・・ブルマさんなら。
ベジータさんだと笑えない。
「来てたのね。ブラに用だったの?」
ブルマは口元で笑いながらも、疑いの眼差しを向ける。
「いえ・・・その・・・でもブラちゃん、眠ってました。」
部屋にいるブラに聞こえるように少し大きな声でそう言うと、ハハハッと笑って頭を掻く悟天。
声の聞こえたブラは慌てて鍵を閉める。
今入って来られて気付かれない訳がない。
『そうよ・・・悟天くん窓から来たんじゃない・・・』
「そう。また覗いてやってね。今何か悩んでるみたいで・・・御飯も食べたくないみたいだから。」
ブルマの言葉に頷くとお邪魔しましたとそそくさとその場を去った・・・。
ブルマはブラの部屋の扉をノックする。
「今日は晩御飯食べられるわね?」
ノブに手を描ける事もせず、それだけを言ってブルマは笑顔でブラの部屋の扉を後にした。