347.『勝負だ!』
[はっきりとした性描写がありますので、ご注意ください。]
「もう、 イヤぁ・・。 あっ・・・」
「いやなのか、いいのかどっちなんだ?」
ベジータが、ベッドの上で、壁を背にして座っている。
投げ出した腿の上には、ブルマの体の中心がある。
彼女の手足は、彼の体の下に敷かれることで自由を奪われていた。
身をよじることもできないブルマの何度目かの懇願で、
ベジータはようやく 意地の悪い動きを止めた。
しかし今度は、ほっと息をついたブルマの口元に
さっきまで彼女を散々苛んでいた中指を持ってくる。
仕方なくブルマは、自分自身が汚してしまった彼の指を口に含んだ。
彼の体の別の場所に、いつもしているのと同じように
口の中で舌を転がす。 吸い上げる。
ベジータの息が荒くなり、表情が変わってくるのがわかった。
体勢を入れ替えられる。
その一瞬の隙をついて、ブルマが負けん気を発揮した。
こいつってば、時々こんなやりかたをするのよね・・・。 抵抗なんてするはずないのに。
ふんだ、 見てなさい・・・。
固く、大きくなった彼の中心を両手で包んで、上下に動かす。
もしもベジータに尻尾がまた生えてきたなら、こうしてやる。
そう思いながら、力を込めて握ってみる。
「・・・くっ・・。 この・・・ 」 「あら・・・。」
ああ、 仕返しなんてするんじゃなかった。
怒ったベジータは、今夜わたしを眠らせないかもしれない。
わたしは若く見えるけれど、ホントはそうでもないのよ。
まったく、身が持たないわ・・・。
やっと解放してくれたベジータの腕を枕にしながら、ブルマは抗議し、
「こんなことばっかりしてたら、わたし早死にしちゃうかも。」 と、付け足した。
「そんなこと、許さん。」
腕に力を込めて、ベジータはブルマに言った。
ただし、心の中だけで。